地震のゆれは1回じゃない⁉
地震のとき、地面が一度だけでなく、何回かゆれることがあります。
それにはちゃんと理由があるんです。
地震のゆれには、「P波(ピーは)」と「S波(エスは)」という2つの種類があります。
P波ってなに?
- 「Primary(最初)」のP
- 地震のあと、一番最初に届くゆれ
- とても速く進む
- ゆれは小さくてカタカタとした感じ
- 地面・水・空気、どこでも通れる!
📌 たとえるなら…新幹線みたいに「ビュン!」と速い!
S波ってなに?
- 「Secondary(あと)」のS
- P波のあとに来る、大きくて強いゆれ
- ゆれる方向は横にグラグラ
- 進む速さは遅い
- 水や空気は通れない(固体だけ)
📌 トラックがゴトゴト来たような大きなゆれ!
P波とS波の時間差を使って…?
P波が先に来て、そのあとS波が来るまでにちょっと時間差があります。
この時間差を使って、緊急地震速報(スマホの警報)を出しているんです!
つまり、「P波が来たぞ!次にS波が来るぞ!注意して!」と教えてくれているのです。
表でまとめてみよう!
波の名前 | 意味 | 進む速さ | ゆれの大きさ | 通れる場所 |
---|---|---|---|---|
P波 | 最初に来る波 | とても速い | 小さい | 空気・水・地面すべて |
S波 | あとから来る波 | P波より遅い | 大きい | 地面(固体)だけ |
まとめ
- 地震のゆれは、「P波」と「S波」の2つに分かれる
- P波は速くて小さいゆれ、S波は遅くて大きいゆれ
- P波が先に来ることで、緊急地震速報が出せる
- しくみを知ることで、地震に備えられる!
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