はじめに:地震が起きやすい“時間帯”ってあるの?
「地震って、夜中に起きるイメージあるよね?」
「いや、昼の方が多い気がする…?」
実は、地震が起きやすい時間帯には、ある傾向があるんです!
この記事では、気象庁の統計データをもとに、
日本で「地震が一番多い時間帯」と「なぜそうなるのか?」をやさしく解説します。
地震が一番多い時間帯は…なんと「お昼すぎ」!?
気象庁の過去の地震データ(有感地震)を調べると、
一番多い時間帯は、意外にも「昼の12時〜15時」!
ざっくりした傾向
時間帯(3時間ごと) | 地震の件数(参考) | 傾向 |
---|---|---|
0〜3時 | やや少なめ | 深夜〜早朝はやや静か |
6〜9時 | 普通 | 通勤時間帯にも発生あり |
12〜15時 | 最も多い傾向 | 活動時間中がピーク? |
18〜21時 | 普通〜やや多い | 帰宅時間にも注意 |
なぜ昼間に多いの?科学的な理由は?
実は「昼間の方が地震が起きやすい」という科学的な証拠はまだありません。
じゃあなぜ多く見えるのか?
📘 理由①:人が起きていて「揺れに気づきやすい」
→ 有感地震(人が感じた地震)の統計が多く記録されるのは、
人が活動している時間帯のほうが「感じやすい」からと考えられます。
📘 理由②:観測体制の影響
→ 昼間の方が観測精度が高く、微細な地震も記録されやすい。
つまり、「地震そのものが多い」とは限らず、
「記録されやすい時間帯」だから多く見える可能性が高いのです。
じゃあ夜は安心?…いいえ!
過去の大地震の中には、夜間や早朝に発生したものも多くあります。
地震名 | 発生時刻 |
---|---|
阪神淡路大震災 | 午前5時46分 |
東日本大震災 | 午後2時46分 |
能登半島地震(2024) | 午後4時10分 |
熊本地震 | 午後9時26分〜深夜 |
つまり…
「昼が多いから夜は安心」ではない!
→ どの時間帯にも備えが必要です。
地震の時間帯を知って、備えを見直そう!
地震がいつ起きても、「動けるかどうか」が大切。
- 寝ているとき ➡ 寝室に懐中電灯・スリッパを
- 通勤中 ➡ 安全な避難ルートを想定
- 昼休み中 ➡ デスクの下など安全スペースを確認
時間帯ごとの「自分の行動」とセットで、
どんな場面でも備えができる状態にしておくことが大切です!
意外な傾向を“行動”に変えよう
地震が多い時間帯を知ることは、防災の第一歩。
でも大切なのは、「知って終わり」じゃなく
「備えを見直すこと」につなげることです。
この記事が、あなたや家族の安全につながる行動のきっかけになれば嬉しいです!
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